NEWS 峨眉山の観光情報  【2006年7月26日 北京発】
 



世界遺産 峨眉山
 

 峨眉山は成都の南西部、約150kmを離れていたところにあり、観光バスで行くと片道約2時間半かかります。麓の海抜が450mで、主峰の万仏頂は標高3099mで、高く空に聳え立ち、山腹には深幽谷のおもむきがあり、昔から峨眉こそ天下の秀麗たりと言われています。

 峨眉山は中国の四大仏教の山の一つとしてよく知られています。紀元2世紀、仏教がインドから中国に伝わってきて以来、この山に次々と寺院が建てられ、すでに6世紀の頃には、全国でも指入りの仏教の聖地となりました。その最盛期には、山腹あたりに、お寺、庵、殿宇等あわせて百個所もありました。今日もなお20個所がよく保存されています。峨眉山は、1996年、楽山とともに、ユネスコから世界文化と自然遺産リストに登録されました。

 古来より信仰の対象とされてきた峨眉山は、明清代の最盛期には大小170の寺院が立ち並び、「峰という峰に寺があり、丘という丘に庵がある」といわれるほどでした。その後、減少の一途を辿りましたが、今も25以上の寺院が、峨眉山には存続します。

 その観光地としては、まず山の麓にある報国寺、伏虎寺、また峨眉山の中腹で峰と谷間の間に色取をそなえている万年寺があり、そして峨眉山の頂上にある臥雲庵と金殿などが特に有名なものです。これらの寺院には、仏教の仏典、仏舎利、青銅の塔、重さの62トンの普賢菩薩を背中に乗せた銅と鉄製の象、磁器製の仏像、碑、有名な書画等、貴重な歴史的文物が大切に保存されています。それに、清音閣では日中友好のシンボルとして、日本の新潟の宮川浜から運んできた沙門良寛の石碑を置いてあった日中詩碑亭もあります。

 さまざまな形をした洞窟、峰、滝、渓谷などに恵まれた峨眉山ではまた美しい景色が楽しめますので、国内外の観光客を引き付けています。特に、有名な景色は双橋清音、白水秋風、象池夜月、羅峰晴雲、九老仙府、金頂詳光などがあります。

 また、峨眉山は豊かな自然動、植物の博物館でもあります。ここには、石楠花、冷杉、楠等の世界的に珍しい樹木を始め、3000種類あまりの植物があれば、また、白鷺、コノハチョウ、髭蛙などの2000種類を数える動物もあります。特にもっとも人気のあるのは、一線天、九老洞の付近に沢山の猿の群れで、寺院の回廊や山奥の細道に姿があらわれたり、こずえに身を隠したり、またそこを歩き回る人々に食べ物を求めたりして、遊び戯れる姿に接することができます。ここを通りかかって、その愛嬌のある姿をご覧になればお疲れもお忘れになると思います。

 報国寺は、峨眉山の登山口にあたり、木立ちに囲まれた静寂な環境の中にたたずみます。伽藍は山の斜面に沿って、弥勒殿、大雄宝殿、七仏殿、蔵経楼の順に並び、奥に進むに従って標高が高くなる。


報国寺

 報国寺は明代の万暦年間(1573−1619)に建立され、最初は会宗堂と呼ばれた。仏教、道教、儒教の3教が会宗(融合)することからなづけられたといわれます。その後、清代に再建され、康煕42年には仏教経典の中の「報国主恩」から、康熙帝が報国寺と改名しました。



万年寺

 万年寺は、報国寺から13km離れた標高1020m後に建つ古刹です。晋代の4−5世紀ころに創建され、当初は普賢寺と呼ばれていたが、唐代に白水寺と改名、宋代には白水普賢寺となってきました。その後、明代の万暦年間に聖寿万年寺と改名され、以降は万年寺と言われている。


華蔵寺

 永明華蔵寺は、峨眉山のシンボル金頂に建っています。金頂の標高は3079mです。3099mの万仏頂に次ぐ、峨眉山第二の頂です。(今建築中、観光不可)

 金頂の祥光は峨眉十景の精華。祥光とは、縁起のようい光と言う意味です。金頂の四大奇観とたたえられます。「日の出」、「雲海」、「仏光」、「聖灯」と含め、「金頂の祥光」は古より、中国の人々の憧れであります。



 雲海:夜明けを迎えるころ、雲や霧が谷底から湧き上がってきます。最初は白く細い筋のようですが、徐徐に増えて帯のようになり、さらに綿状に厚くなって、目の前に現れた時には山も谷も一面、雲で海のようになっています。白雲が足元に漂い、雲の中を歩き回っているような妙味を体験できます。



 日の出:金頂は標高が3079mもあるため、視界が開け、日の出を見るには最適です。東の地平線から一筋の光がさすと、それまで漆黒の闇に囲まれ一体となっていた空と地が、分かれ始めます。やがて、火の玉のような太陽が峨眉山を照らすと、金頂は金色にきらめいていくのであります。



 仏光(光の輪):金頂の仏光が、峨眉山の「宝の光」とも呼ばれ、捨身崖の下に現れることが多いです。太陽の光が背後から雲海を照らすと、前方に美しい五色の光の輪が見えます。まるで仏の後光のようであります。雲の水滴によって陽光が屈折して生じるブロッケン現象で、自分の影も広大されて大きく映ります。



 聖灯(蛍光):聖灯はめったに見られないため、その不思議な魅力に多くの人々がひきつけられてきました。「仏灯」とも言われ、夜になると雲や霧を通じて、数え切れないほどの蛍光が漂います。豆粒ほどの大きさの光は、夜空を舞う蛍のようです。雨上がりで月や雲がなく、風も強くない時に見られる可能性が高いです。




 
金頂のロープウェーが改築中、来年の1月ぐらい運行でき、50人乗りから100人まで乗れる。現在に運行しているロープウェーが予備のもので、2名ずつ載る。片道20分間必要。   天気がいい時、金頂から眺め、蜀山の王―ミヤゴンガ山(7556m)でも見える。


48mの普賢菩薩像が100キロの金を使い、
太陽の下に万丈の光芒を放す。
修繕されたばかりの金、銀、銅三殿



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